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豆知識

2017年6月21日

お手入れに役立つ、綿(コットン)の話

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私たちはさまざまなモノに囲まれて暮らしています。そしてそのモノたちは、さらにさまざまな素材から作られています。また、その素材が使われているのには理由があります。

その中でも今回は、人間にもっとも身近な素材と言える「綿」について取り上げます。衣類や寝具、タオル、インテリア、下着。私たちは日々「綿」に触れて暮らしています。他にも化粧用のコットンやフェイスパック、綿棒や脱脂綿など、挙げればキリがありません。

そんな密接すぎる関係の「綿」について、その特徴とお手入れ方法を改めて見ていきましょう。

綿花=コットンボール

綿はあおい科の植物。あまり馴染みがないかもしれませんが、なかなかかわいい花を咲かせます。花が終わったあと、種子の表皮細胞が成長し綿の繊維を含んだコットンボールとなり、成熟するとぱふっとはじけてふわふわの繊維が露出します。

栽培されている場所によって特徴が異なり、もっとも顕著なのが繊維の長さ。繊維が長いほど柔らかな糸を作ることができるため、より高級とされています。

綿の種類

超長・長繊維(28mm以上)

稀少性があり、高級衣料用の素材として使用。多くはブランド化されている
海島綿、エジプト綿、スーピマ綿、新疆綿、ピマ綿など

中繊維(21~28mm

世界の綿の90%を占める。衣料用・タオルなど幅広く使用されている
アメリカ、メキシコ、オーストラリア綿など

短繊維(21mm以下)

ふとん綿、脱脂綿などに使用。衣料用としても
インド、パキスタン綿など

※数字は繊維の平均の長さ

例えばスーピマなど長繊維のものは、質のよさや希少性が高いことが品質の訴求要素となっていますね。繊維が長いとなめらかな糸になるため、布やニットに加工しても肌触りや光沢のよさとなって活きてくるわけです。

綿の特性~メリット&デメリット

・吸水性がよい …水分の吸収・発散力が高いため、さらっとした肌触り
・通気性がよい …高い吸湿性で内側の水分を外側へ発散。涼感もアリ
・熱に強くて丈夫 …高温度でのアイロンOK。デニムや帆布もメインは綿
・染色性/発色性がよい …Tシャツのカラー展開も思いのまま

・縮みやすい=シワになりやすい
繊維の中が空洞になっているため、乾燥するときに縮みが起こってしまいます。
縮みとシワを防ぐためのちょっとした工夫が必要です(後述)。

それでは日頃なにげなく洗濯している綿素材について、改めてお手入れのポイントをチェックしてみましょう。

綿のお手入れポイント

綿繊維自体は洗濯に強いのですが、「縮ませない」「シワを作らない」ことを心がけましょう!

シワと縮みを防ぐポイント

・脱水時間は短めに。30秒くらいである程度水分を飛ばせます
・パンパンと叩いてシワを伸ばし、縦方向に引っ張って洗濯で縮んだ繊維を伸ばします。シャツなどは思い切って引っ張っても大丈夫です

シワと縮みを防ぐ、意外なおすすめグッズ

・干すときに、左右1つずつ袖と裾をクリップで一緒に挟む
・ハンガー部分に重り(乾電池など)をぶら下げておく

ほどよい重さで生地が引っ張られた状態で乾燥していくので、シワと縮みが同時に最小限に抑えられます。

※どうしても生じてしまうシワは、スチームアイロンをビシッとかけましょう。

色落ち・色移り対策

染色性が良い一方、洗濯での色落ちと色移りが気になるところです。特に濃い色は注意が必要。色と比例して染料を多く使用しているため、色落ちは否めません。白いものとは分けて洗いましょう!

◆塩で色落ち予防
意外なところでは「塩」の色落ち予防効果。塩の成分であるマグネシウムやカルシウムが染料と結合し、定着させるのだとか。
水2Lに対して塩大さじ2杯が目安です。洗剤と同時に投入してOK。
ただし100%防げるわけではないので、くれぐれも過信せず、色移りさせたくないものとは別に洗うのが基本です!

まとめ

いかがでしたか? あらゆる形で私たちに寄り添っている綿/コットン/cotton。きちんとお手入れして少しでも長く着ていきたいものです。
ちなみに植物としての綿は、ハイビスカスやオクラと同じ仲間だそうです。意外ですね。