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豆知識

2017年5月19日

お手入れに役立つ、麻の話

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私たちはさまざまなモノに囲まれて暮らしています。そしてそのモノたちはさらにさまざまな素材から作られています。また、その素材が使われているのには理由があります。

その中でも今回は、暖かくなっていく季節と気分にぴったりな「麻」について取り上げます。人類がもっとも長く使用してきたという「麻」。

その歴史は1万年にも及ぶとか。衣類として人体を、麻袋として食料を、道具としてさまざまなものを守り続けてきました。

余談ですが、棺の中のミイラは麻でくるまれているそうです。そんな気が遠くなるほど長い付き合いの「麻」について、改めて見ていきましょう。

麻の種類について


「麻」とは、植物に含まれている繊維の総称のこと。数十種にも及ぶそうですが、主なものはこちらの5種類になります。

結構すごい 麻の特性

ここではリネンとラミーの主な特性を挙げてみましょう。

●繊維が強い
天然繊維の中では最強。丈夫で長持ち。10年使い込む人もいるとか

●通気性がよい
熱伝導性が高いため、体温が高くなっても放熱効果で涼しく感じられる

●速乾性あり
水分の吸湿と発散が早いので、汗ばむ季節でもべとつかない

●独特の風合い
控えめな光沢感。洗いこむと出てくる柔らかさと味わい。いずれも麻ならでは

●混紡で魅力アップ
綿・ウール・化学繊維とミックスしても、長所を保ちつつ融合できる

◆シワになりやすい
麻にまつわるネガティブな印象・No.1かもしれません。変形すると元に戻りにくい性質のため、どうしてもシワが寄ってしまいます。

自然なシワを味わいとして楽しめるのも、麻の魅力の1つです。ただし、不自然なシワはだらしなく見えてしまうことも。

そこでお手入れのポイントを紹介しましょう。

麻のお手入れ方法とメンテナンス

どの工程でも、いかにシワと摩擦を防ぐかがポイントです。何はともあれ洗濯表示タグを確認。洗濯機の使用がOKか、手洗いのみかをチェック。


洗濯表示タグに洗濯機使用OKの絵表示があるもの

●洗濯の準備
・洗濯ネットに入れる。摩擦による毛羽立ちを防ぐため、マストです

●洗濯の際に
・蛍光剤が入っていない洗剤を使用する。いわゆるおしゃれ着用の洗剤が安心
※汗ジミや黄ばみが気になる箇所には、酸素系の液体漂白剤の使用は可

・洗濯物をつめ込まず、多めの水で洗うよう心がける。これも摩擦を防ぐためです
・ドライコース、手洗いコースなど、標準よりもソフトなコースで洗いましょう

洗濯表示タグに手洗いの絵表示があるもの

・水または30℃以下のぬるま湯を使い、蛍光剤不使用の洗剤で押し洗いします
やはり擦ったり揉んだりしてはいけません。あくまでもやさしく

※その他は、洗濯機使用の流れと同様です。

●洗濯後は
・脱水時間は短く。高速回転に入ってから数秒、トータル15~20秒くらいでOK
・ベストなのは「ぬれ干し」。自身の重みでシワが伸びるため、アイロン不要の仕上がりに(※ただしパリッとさせたい方は、アイロンをかけてください)

●干し方
・日光で変色してしまうため、必ず陰干しで。また、乾燥機やタンブラーの使用はNG

●アイロンをかける場合
・生乾きの状態でアイロンをかけると効率がよいです
乾いてしまったものは、霧吹きで水分を含ませながらかけましょう

まとめ

いかがでしたか? ちょっとクセがありますが、それを補って余りある良さを兼ね備えた「麻」。最近では洗いざらしOKなど、メンテナンスしやすい麻アイテムも増えています。

そのままのラフな雰囲気もよし、アイロンをかけてシャキッとさせるのもよし。お手入れのポイントを押さえて、どんどん使っていきたいですね!